アピアランスサロンにこ*は、がん患者様のアピアランス(外見)ケア専門プライベートサロンです。2022年 兵庫県立西宮市のアピアランスサロン本店 小谷オーナーサポートの元、福山支店としてオープンしました。

2010年38歳で乳がんになり、手術、抗がん剤治療を経験しました。
短大卒業後、地元の起業に10年勤めた後、子育てに重点を置きながら、8年間縫製業を手伝っていましたが、仕事をお休みし、自分と向き合う時間を頂きました。

治療が終わり、死ぬかもしれない。という思いから、生きれる。と思えた瞬間、自分の人生を思いっきり生きようと思えました。

自分が作ったがん。自分で治そう。今を大事生きよう。
がんのお陰で自分を大切にする機会もらえました。

これを無駄にしないよう、やりたい事をしよう。
やらせてもらおう。喜んでもらえる仕事がしたい。

誰かの役に立つ仕事がしたい。こんな風に思いながら過ごしいろんな人との出会いがあり、励ましがあり、今までの自分を経験を生かし、医療用帽子のお店niko*をはじめることにしました。

仕事場に買いに来て下さる方も増え、私(経験者)に話を聞いてもらって気持ちが楽になった。こんな場所があれば嬉しい。と言って下さったことで2013年 お話を伺いながら、帽子の試着、購入が出来る、実店舗をオープンさせました。

がん情報ナビゲーター、ハンドマッサージ、思考を整理するブレインコーチの資格などを取得し、心のケアにも重点を置きながら、ほっと安心して頂ける空間を提供しています。

ウィッグに関しては私は当時、美容師だった友人宅で、ウィッグをカットしてもらい、髪の毛も整えてもらっていました。

誰の目もきにせず、ウィッグのことや髪の毛のことを相談できる人や、場所があったことは私にとって、とても大きなことで、必要な存在でした。

こんな美容師さんや、場所が必要。とずっと思っていたところこの度、小谷オーナーのご協力で、私にもご提供出来る環境ができ福山市でも医療用ウィッグの試着や相談が出来るアピアランスサロンにこ*をオープンすることができました。

抗がん剤治療の副作用より、脱毛すること、、ウィッグを被ることに抵抗がある方も多いですね。
自分ではないよう。。人目をきにしないといけない。このストレスは大きなものです。

私は、治療中、心が折れそうな時もありましたが大丈夫!と言ってもらえただけで安心できました。
話を聞いてくれる人が一人いるだけで強くなれました。

そんな辛い気持ちに寄り添ってあげられる人になりたい。
話を聞くだけで辛さを半分にしてあげたい。
希望を与えられる人になりたい
そんな想いで仕事をさせて頂いています。

店名も一瞬でも笑顔になって頂きたい。という想いでにこ*という名前をつけました。

生かして頂いた命ですのでこの経験を生かし、気持ちを軽く、笑顔で前向きになって頂くお手伝いが出来ればと思っています。